息を潜めて機会を待つ #働き方完全無双

読んだ。面白かった。

この本を読んで僕が一番感じたのは「息を潜めろ」ってことだ。情報のアンテナを広く保ちつつ、元でがかからず面白そうだと思えたものに関してはとりあえず手を伸ばし、もし自分が続けることができそうであればお金が儲からなくても続ける。そうすればそのうちにどれか一つぐらいがあたって生活ができるようになるかもしれないし、できなかったにしても元手があまりかかっていないのだからリスクはほぼ無い。息を潜めて耐えるというとつらそうだが、好き勝手なことをしつつ、好きなことが当たるのを待つという生活は面白いのかもしれない。

僕が感じる西村博之という人間は非常に優しい。この人の根底には「皆が飢えずにのんびり生活できて、それなりに楽しくそれなりに生きていける世界」があるんだと思う。下にいる人間を見下ろして幸せを感じる相対的な幸せではなく、何かお金を書けずに楽しむことが出来る趣味を見つけて人と比較することもなく自分が楽しく生きていける世界が良いのだろう。この本にも書いてある、ベーシックインカムでゆるくのんびりと足るを知り生きていく世界は良い気がする。

ただ、西村博之という人間はものすごくストイックで自分を律する力があるからこそ実践できる生き方であるような気もする。僕の周りの人間は大根一本を1日食べ続けるとか出来ないし、ソシャゲのログインボーナスをもらうためだけにアプリを起動したり、無料の時間帯でゲームをするために早起きしたりはしない。美味しいものを食べたければものすごくお腹空いていればなんでも美味しく感じるから極限まで植えればいいという結論は出ないし、痩せたいのであれば食べる量を減らすのは難しいから食べる回数を減らせばいいとかできない。自分を律し、足るを知っている人間になれば完全無双できるのかもしれないが、常人には難しいのかもしれない。