ブラックな時をかける少女 – リライト

読んだ。読了感が悪くなんとも言えない気分になった。

話はよくあるタイムパラドックスを扱った話で、現在と過去の2つのシーンが交互に入れ替わりながら話が進む。過去の自分が現在にタイムスリップして行ったはずのことを現在の自分には起こらなかったことから話は始まり「なぜタイムパラドックスが起こったのか?」という疑問を解決していく話となる。こう書くとよくある話になるのだが、最終的に全てがわかった時の驚愕とすっきりしないむかつき感は秀逸だと思う。

この話は4部作となっているらしくこれからその先の3つを読んでみたくなる程度には面白く興味をそそられる話であると思う。しかし、乾くるみさんの本を読んだ後のような読了感の悪さが嫌いな人は読まないほうが良いのではないかと思う。現実では綺麗に終わる話というのはあまり存在しないのだから、本の中でぐらい全ての人間が救われるラストというものを読んでみたいという気持ちもわかるので、そういった人間の人には絶対にお勧めできない本だと思う。しかし、その類の話を苦手としない人間であれば読んで見る価値はあると思う。ぜひとも読了感の感じの悪さというのを感じてほしい。