私があなたであなたは私で – プリデスティネーション

見た。最後に向けての怒涛の伏線回収はすごいと思う。

ざっくりあらすじを書くと「タイムスリップして爆発犯を探す話」となるのだけど、そんなことはどうでも良いと思うぐらい中盤から終盤にかけての話の引き込み方がうまいと思う。場面場面がなんでこんなシーンを流してるんだろう?という話の連続なのだけれど、点がつながった先に完成する絵を見た時には理解に苦しむと思う。がしかし、理解した時には驚愕といろいろなシーンの伏線がわかりそう。

もう一回見れば面白いのかなと思わなくはないけれど、もう一度みたいと思えるほどは面白くはない。しかし、この難解でありながらも挑戦的な仕掛けは体感して損はないと思う。

ボタンを押したら誰かが死ぬ – 運命のボタン

見た。あらすじは好きだった。

ざっくりとあらすじを書くと「押したら大金が手に入るけど誰かが死ぬというボタンが届いたら人間はどうする?」となる。ボタンを渡しにくる人間の顔が欠けているのが不気味さを増幅していていいんだと思う。こういう話が好きで見つけたら見てるせいか、設定も流れも終わり方も既視感がいなめない。こういう類の話を最初に見るには良いのかもしれないけれどよく見ている人にはあまりおすすめしない。

ボタンを押したら何かが起こる系だと「5億年ボタン」とか「スイッチを押すとき」とかが有名なので、この作品とどっちをおすすめするかと言われれば後者となる。どうしても大金と死を天秤にかけてしまうと知らない人と知ってる人だと命の重さに違いはあるのか?とか、どれだけのお金が人の命と釣り合うのか?みたいな主題になりがちで展開が広がりづらくてむづかしいのかも知れないなと思った。

何故か釈然としなかった – ピエロがお前を嘲笑う

見た。絶対騙されるっていうのはそういうことじゃねーよって思った。

ざっくりあらすじを書くと、ハッカーに憧れる少年がハッカーになる話なんだけど職業柄細かいところがきになってあまり話が頭に入ってこなかった。闇インターネットっていうパワーワードが頭から離れないのは僕だけじゃないはず。ハッカーとしての類まれなる才能が開花して様とか、人間を見せるのは非常にうまいと思ったけど、あなたは絶対騙されるっていう言葉のせいでがっかりしてしまった。最後に落ちがあるんだろうと思ってみるのと、そうではなく見るのでは全然違うと思うんだけれど、絶対騙されるってこの騙し方はねーよって思ってしまう。なんていうか、最終的に全部夢でした!みたいなオチは卑怯だと思うんだけどそれと似たような物を感じる。上手くピースがハマっているかのようで僕は何故か釈然としなかった。

こうやって文章を書きながら思い返していみると僕には余り合わなかったと言うだけで面白いと思う人はいるのかもしれない。見たい人は見ればいいと思うけど、僕はあまりおすすめはしない。

どこに面白みを感じればいいのかわからない – 人狼ゲーム クレイジーフォックス

見た。面白くないだろうなと思ってみて、本当に面白くなかった。

映画のあらすじは「現実世界で人狼ゲームをやる」っていうだけで非常にわかりやすい。どうもシリーズ物らしくて、これは三作目。村人の話、人狼の話、狐の話という感じで1作品毎に役割が変わっていてその役割の動きを描いているらしい。「目が覚めると知らない場所」「なぜか首輪されている」「外にはでれない」というよくある設定のオンパレードがB級映画好きとしては心躍ったわけだけど、人狼ゲームのくせに心理戦が全くない。人狼側と狐側の話しかなくて、霊媒師とか預言者とかの動きは皆無と言っていい。まじで空気。なんもない。一作目、二作目と続きとして見ていけば同じような流れだったから割愛されているという可能性はあるかもしれないけど、それにしても空気すぎる。2つの視点で殺し合ってるだけだし、オチもなんだよそれって言いたくなる感じだし首輪しまって死んでいく拙い演技を見るのが好きな人ぐらいしかターゲットになりえないんじゃなかろうか。

もしこの映画を見てみたいという物好きがいたら人狼というゲームを知らずにこの映画を見ると全くわからないまま終わりそうな気がする。まぁ、役割を知っていても面白くないという結果は変わらないと思うけど知らないよりもマシだとは思う。

「だから?」という疑問が浮かぶ – オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

見た。なんかやおい文章を読んだ気分になった。

どういう話かというと高速道路を走っている男をただただ移しているだけという挑戦的な話だと思う。高速道路を走りながら様々な人と電話で話ながら、なぜ男は高速道路を走っているのかが最大の肝だと思うわけだけど、開始してすぐにわかる。色々なトラブルがおこって振り回されるのかと思ったけど案外普通のトラブルと案外普通の解決方法だから別に見せ場にもならない。せめてゆったりとした居心地が良い時間が流れてくれれば山がなくてオチがなくてもいい気分に慣れるわけだけどそんなわけでもない。ただただ、微妙な人間関係と微妙な問題を微妙な男が解決しようと頑張る姿を86分見せられるだけで終わったときの感想は「だから?」だった。

全編を通して高速道路を運転している男だけを移しているというのは挑戦的だし、映像で出てくるのも運転しているお事だけというのは攻めてるし興味を惹かれる。しかし、最大の見せ場はその設定だけだとしか思えず、見たければ見ればいいと思うけどあまりおすすめはしない。

繰り返される8分間 – ミッション:8ミニッツ

見た。期待値が高すぎたせいか、期待はずれだった。

ざっくりあらすじを書くと「爆弾が仕掛けられた列車が爆発する8分前を繰り返し体験して爆弾犯をさがす」という話になる。今流行のループものだけれど、違うのはコンピュータで擬似的に作り上げられた世界で別の人に入り込んで何度も8分間を行動するということだろう。僕はループものが好きで、「メメント」とか「バタフライエフェクト」とか「シュタインズ・ゲート」とか見てるわけだけど、その中で本作は面白くない部類に入ってしまった。ループもので面白いのは繰り返すことで少しづつわかっていく真相と、最後に回収される伏線だと思うんだけれど、今作ではその部分をあまり押していないように感じた。そこよりも人間関係とか未来に対する希望とかそういった点を訴えているように感じる。だからと言ってはなんだが、ループものにしては珍しくきれいなハッピーエンドだと思うし、未来に対する余韻が終わった後にも流れているのも特徴的だと思う。

綺麗に騙されたいのであれば本作はあまりおすすめしないが、色々な評判をみていると本作が面白いと感じる人は多いのだろう。もし見ていないのであれば見てみるのもいいと思うが、僕は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の方をおすすめする

あなたはラストで息を呑む – パーフェクト・ストレンジャー

見た。最後10分であなたはきっと騙されるというウリ文句に惹かれて見たが、ウリ文句に嘘はなく、僕はまんまと騙された。

話は主人公である女性記者が議員のスキャンダルをスクープした時から始まる。新聞の1面を飾ることが出来るほどのスクープだったが、議員の権力に酔って握りつぶされ、衝動的に新聞社をやめてしまう。そんな時に幼なじみからスクープを持ちかけられるが、その話を聞く前に幼なじみが殺されてしまう。少しだけ離されたスクープを元に幼なじみを殺した犯人を調査していく話となる。

全編を通してスリリングな展開がうまいと思う。ちょっとづつ暴かれていく周りの人間関係が面白い。あなたはきっと騙されるというウリ文句があった手前、どういうオチだろうとか考えながら見てしまっていたがきっちりと騙された。普通ならこれをオチにするだろうと考えるところをフリに使い、見ている人間を裏切ってやろうとしているところが交換が持てる。落ちに含みをもたせているのも非常に良いと思う。

最近見た映画の中では1,2を争うほどの良策だと思う。ミステリー好きでまんまと騙されたいと思っている人がいるとすれば見てほしい作品だと思う。

よくある設定の全てを詰め込んだB級映画 – JUDGE/ジャッジ

見た。期待した通りのB級ホラー映画でなかなか良かった。

気絶している間に誘拐されて監禁された人たちが部屋に集められて目がさめるところから始まり、とりあえず暴れてみる。ちょっと落ち着いてなんで集まったか話し合うと7つの大罪が原因ではないかという話になるという安直ぶり。死んで欲しい人を投票で決めるというよくある内容に、最後の最後に談どんでん返しがあるという盛大なネタバレがパッケージに書いてある割にはそうでもないオチ。B級映画の要素がフルコースで素晴らしいと思う。

とりあえず、有村架純が可愛い。純粋そうな役で出ているところもなんか良い。最近兄貴キャラのようになっているが、清純派の可愛さを彼女は持っていると思う。ちょっと初な彼女を見れるだけでもこの作品を見る価値はあるのではなかろうか。というか、そこB級映画がすきじゃないのであればそこ以外見る価値は無いと思う。

シリアス+コメディ+ミステリが融合した作品 – アフタースクール

一言で言うと「人物調査の依頼をされた探偵が依頼を果たしていく間に起こった騒動」の話。大泉洋さんが主人公で、普段やられ役の大泉洋さんが結構かっこいい役になっていてなかなか興味深い。テンポよく話が進んでいくところや、伏線の回収が素晴らしく非常に面白い作品だと思う。シリアスに話が進んでいくのに途中からコメディタッチの話の流れになっていき、どういう結末で終わるのかと目が離せず、あっという間に終わった印象。

自分がひねくれてきたと思ったら見て欲しい映画 – Good Will Hunting

テレビでやってるのを始めてみたのが中学生の頃。それからテレビでやってるのを2回ほど見ていたけど、ブルーレイのきれいな音と映像でもう一度見てみたくなってレンタルしてみた。あらすじとしては「心に傷を持った天才数学者が恋人、友達、カウンセラーの助力を得ながら少しずつ立ち直っていく」という話なんだけど、これが非常に良い。アメリカのドラマ、恋愛映画などは最終的にみんなハッピーになって抱き合って終わりみたいなアメリカーンって思わずいいたくなる話が多くて僕は非常に苦手なんだけどこの話だけはなぜか何度も見たくなってしまう。

カウンセラーの暖かい言葉、親友のわざと突き放してくる言葉、恋人の全力でぶつかってくる言葉、一つ一つの言葉が非常に重く、心を震わせてくれる。感動して号泣する映画というわけではないが、終わったあとになにか心地よい気分になり、自分も素直に生きてみたほうがいいかと考えさせられる作品だと思う。